美容液などでよく聞く馬プラセンタ。馬プラセンタとは一体何なのでしょうか?
この記事では馬プラセンタに興味がある人に向けて、馬プラセンタとは一体何なのか、どんな取り入れ方があるかなど、わかりやすく解説していきます。

馬プラセンタってよく聞くけど、なんなの?
馬プラセンタは美容に良いことづくしなので、肌トラブルがある人や馬プラセンタを試してみようかなと思っている人は、ぜひ読んでみてください。
馬プラセンタとは?
馬プラセンタとは馬の胎盤のことです。ここでは胎盤がなぜ美容に良いのか、副作用があるのかなど、詳しく解説していきます。
馬プラセンタとは馬の胎盤のこと
馬プラセンタとは、馬の胎盤から抽出されたものです。プラセンタの商品で最も多く使われているのは豚プラセンタですが、馬プラセンタはその次に多く使われています。
馬プラセンタには、以下の特徴があります。
- アミノ酸が他のプラセンタよりも多く含まれている
- 豚プラセンタと比べて高価
馬プラセンタの特徴の1つ目は、アミノ酸が他のプラセンタよりも多く含まれていることです。
アミノ酸は、肌を保湿したり、乾燥による小じわを防いだりしてくれる天然保湿因子の主成分の1つです。アミノ酸が不足してしまうと、乾燥による小じわや肌のたるみなど、さまざまな肌トラブルが起きてしまいます。

アミノ酸はそんなに大事な役割があるのね
馬プラセンタの特徴の2つ目は、豚プラセンタと比べて高価であることです。
なぜ高価であるかというと、馬プラセンタを抽出するために使う馬のほとんどは、れっきとした血統を持つサラブレッドだからです。
品質管理や栄養管理がしっかりしているため安全性が高く、豚プラセンタと比べて生産量が少ないので希少価値があり、高価になります。
馬プラセンタの商品の中には、ごく微量の馬プラセンタが配合されるのみとなっているものもあるので、原材料や成分表を確認することが大切です。
参考として、プラセンタエキス末やタンパク質量を確認すると良いでしょう。
馬プラセンタは肝臓に悪い?副作用はある?
馬プラセンタの商品を使用しても、肝臓機能の低下や副作用の心配は少ないといわれています。しかし、馬プラセンタのサプリメントや化粧品が身体に合わない可能性もゼロではありません。
馬プラセンタの商品を選ぶ際、動物アレルギーがある人などは慎重に取り入れたほうが良いでしょう。また、馬プラセンタを試してみたけれど使用感がよくなかったという場合に備えて、返金対応をしてもらえる商品を選ぶこともおすすめします。
馬プラセンタの効果は?
馬プラセンタには、美容面において主にこのような効果が期待できます。
- 肌にハリを与える
- 乾燥による小じわを改善する
- シミを予防する
- ニキビを改善する
- 肌のくすみを改善する
馬プラセンタの効果については、「馬プラセンタの効果」で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
馬プラセンタは栄養価が高いため、美容面だけでなく、健康面でも効果があると期待されています。
- 肝臓機能を強化させる
- 疲労を回復させる
- 自律神経を整える
馬プラセンタは美容と健康に役立つ効果があるので、使ったことがない人はこの機会に試してみてはいかがでしょうか?

馬プラセンタに興味が湧いてきた!
馬プラセンタと他のプラセンタとでは違いはある?
馬プラセンタの他にもさまざまなプラセンタがあります。その中でも安全で継続しやすく、効果が現れやすいのは馬プラセンタです。
しかし肌の悩みや肌質、アレルギーなどで他のプラセンタのほうが肌に合う場合もあります。ここでは他のプラセンタと特徴を解説しています。
注意点もあるので、馬プラセンタ以外のプラセンタを選ぶ際の参考にしてみてください。
人プラセンタ
人プラセンタとは、人間の胎盤から抽出されたものです。人由来なので安全性が非常に高く、アンチエイジングなど美容面で高い効果が期待できます。
しかし、人プラセンタは細胞そのものであるため、法律によって医療機関でしか扱われていません。
人プラセンタは「メルスモン」と「ラエンネック」の2種類のみが存在します。これらは、厚労省の認可を受けたプラセンタ製剤であり、プラセンタ注射で使われます。

人プラセンタは効果が高いけど
注射を打ったら献血ができなくなるから気をつけてね
日本国内では医療機関でしか扱われていませんが、海外では人プラセンタを使用したコスメが販売されているので、個人輸入であれば入手が可能です。ただし、感染症のリスクを完全に取り除いているとはいえないので、注意が必要です。
豚プラセンタ
豚プラセンタは豚の胎盤から抽出されたもので、プラセンタの商品で1番多く生産されている種類です。
豚は1年で2回出産ができ、1回の出産で10頭前後の子供を産むといわれています。これにより、他の動物よりも胎盤を多く採取できるため、豚プラセンタの商品が多く流通しているのです。
しかし、豚は病気にかかりやすく、飼育過程でワクチンなどを投与されることがあるので、プラセンタに不純物が混ざりやすいデメリットがあります。安心して豚プラセンタを選ぶために「SPF豚」や「JHFAマーク」があるか確認すると良いでしょう。

SPF豚?
JHFAマーク?
SPF豚やJHFAマークとは?
「SPF豚」とは、日本SPF豚協会が厳しく決めた基準に従い、抗生物質を与えずに飼育された豚のことです。SPFとは、Specific(特定の) Pathogen(病原体) Free(無い)の略です。
混ざり気のない高品質な豚プラセンタにするために、病気にかかりにくい環境の中で育てられた豚なので、安心して選べる基準の1つになります。
「JHFAマーク」とは、(公財)日本健康・栄養食品協会の認定マークのことです。 このマークがついているプラセンタの商品は、協会が設定している品質規格の基準をクリアしたプラセンタエキスの純末を使用しています。
徹底した品質管理の下で製造を行い、残留農薬や微生物などを確かめる安全性試験をクリアしているので、安心して豚プラセンタを選ぶ基準の1つとなるのです。
羊プラセンタ
羊プラセンタとは羊の胎盤から抽出されたもので、ヨーロッパや北米で人気の高いプラセンタです。
セレブからの支持が高いスイスの医療クリニック「ラプレリー」では、最も効果が高いアンチエイジング治療として黒羊の胎盤の点滴が行われていたそうです。
そこへグレースケリーやチャップリンが通っていたといわれています。
羊は病気に感染しにくいのでプラセンタの安全性は高いですが、日本では狂牛病問題が起きてから流通量がかなり少なくなっています。こうした事情から、国産の羊プラセンタ商品を見かけることは残念ながらないのが現状です。
輸入によって日本国内で羊プラセンタ商品は流通していますが、製造工程で取り除けない未知のウイルスや病原体の存在を完全には否定はできないので、人プラセンタと同様に感染症などのリスクはゼロとは言えません。
もし羊プラセンタ商品を選ぶ場合は、自己責任とはなりますが、狂牛病が起きていないオーストラリア、ニュージーランド産のものが、安全性が高いといわれているので参考の1つにすると良いでしょう。
植物性プラセンタ
植物性プラセンタとは、発芽が起きる部分である「胎座」から抽出したものです。
植物に胎盤は存在しないのですが、「胎座」と呼ばれる部分は胎盤と似た働きをします。主に、メロンの種の周りにある、果肉ではない中心部分を使うことが多いです。
この「胎座」には、アミノ酸やミネラル、ビタミンなどが含まれており、動物性のプラセンタと同じ成分が含まれています。しかし、動物性プラセンタと違い、植物性プラセンタは肌に欠かせない成長因子が入っていません。
成長因子には、古い皮膚を押し上げ、新しい皮膚に生まれ変わらせるターンオーバーを正常に働かせる作用があります。
よって、植物性プラセンタは動物性プラセンタとは別のカテゴリーとして考えたほうが良いでしょう。
海洋性プラセンタ
海洋性プラセンタは、卵を包んでいる「卵巣膜」という部分を抽出したものです。
ここで、鮭の筋子を思い浮かべてみてください。筋子には卵を包む薄い皮がありますよね。卵巣膜はこの薄い皮の部分のことです。卵巣膜には卵を守るだけでなく、育てるための重要な栄養素として、アミノ酸やコラーゲン、ヒアルロン酸などが入っています。
しかし、卵巣膜は胎盤ではないので、植物性プラセンタと同じで成長因子が入っていません。よって、海洋性プラセンタも動物性プラセンタとは別のカテゴリーとして考えた方が良いでしょう。
馬プラセンタを取り入れるには?
馬プラセンタを取り入れるには主に3つの方法があります。どれも気軽に馬プラセンタを取り入れやすいので、自分に合う方法で選んでみてはいかがでしょうか。
美容ドリンク|初めて試す人向け
初めて試す人やサプリメントが苦手な人には飲みやすい美容ドリンクがおすすめです。
さっと手軽に飲めるうえに、さまざまな味がありプラセンタ特有のにおいを感じにくいので、飽きずに続けやすいです。また、商品によっては牛乳や豆乳で割って飲んだり、ヨーグルトにかけたりする食べ方をおすすめしています。自分好みの取り入れ方をカスタマイズしてみるのも良いでしょう。

炭酸水で割ってもいいかも!
しかし、美容ドリンクは馬プラセンタよりも豚プラセンタの商品が多いので、「SPF豚」や「JHFAマーク」のマークを確認してから選ぶことがおすすめです。
サプリメント|身体の内側から改善したい人向け
サプリメントは美容ドリンクと比べて馬プラセンタの商品が多く、身体の内側から効果が現れやすいです。また美容面だけでなく、健康面にも効果を実感しやすいので、体に不調を感じている人や健康に気をつかっている人にもおすすめです。
サプリメントは商品によって、馬プラセンタ純末のみの配合であったり、ローヤルゼリーや黒ニンニクが配合されていたりとさまざまな特徴があります。自身の体質や体調に合わせて馬プラセンタの商品を選ぶと良いでしょう。
ただし、効果を実感するまでには長期的に飲み続ける必要があります。

馬プラセンタの商品が多いのは嬉しい!
化粧品|肌トラブルを改善したい人向け
化粧品は肌に塗るため肌にまつわる悩みに直接的に効果が現れやすく、肌トラブルで悩んでいる人や美容に気をつかっている人におすすめです。
また、美容ドリンクやサプリメントでは、飲み忘れる心配がある人もいるのではないでしょうか。しかし、化粧品であれば普段のスキンケアと一緒に使えば良いので、つけ忘れる心配が少なく毎日続けやすいでしょう。

ずぼらな私でも続けられるかも!
しかし、馬プラセンタ特有のにおいが気になることがあります。においに敏感な人は限りなくにおいが取り除かれた商品を選ぶようにすると良いでしょう。
美容液で馬プラセンタを取り入れるメリット
馬プラセンタを使っても副作用が出ることは少ないですが、美容ドリンクやサプリメントで馬プラセンタを体内に取り入れることに、抵抗がある人もいますよね。
そんな人には、美容液などの化粧品で馬プラセンタを取り入れることをおすすめします。
化粧品であれば、乾燥による小じわや肌のハリに直接付けられるうえ、美容ドリンクやサプリメントと比べて副作用の心配がより少ないからです。
また商品によって違いますが、化粧品であれば肌に合わなかった場合には、返金保証が付いている商品もあります。

返金保証がついている商品ってどんな商品があるの?
馬プラセンタを取り入れるのにおすすめの商品は?
馬プラセンタを試してみたいけど、美容液ドリンクやサプリメントには抵抗がある人に「潤馬化粧養油」をおすすめします。
この商品は、化粧水の前に付けるブースター(導入美容液)なので、体内に取り入れることなく馬プラセンタを試すことができます。
馬プラセンタの他にも馬油が入っているので、洗顔後に塗るだけで化粧水の入りが良くなり、乾燥による小じわやハリ不足に期待ができる商品なのです。
潤馬化粧養油については「潤馬化粧養油の悪い口コミと良い口コミは?多い評価の厳選まとめ!」をぜひご覧ください。
まとめ
高い美容効果が期待できる馬プラセンタ。
豚プラセンタと比べて高価ではありますが、栄養成分が高く、安全性も確保されているので安心して使えるのが魅力です。
仕事や子育てなど、今まで頑張ってきた自分へのご褒美として、この機会に馬プラセンタを試してみてはいかがでしょうか。
ご覧いただきありがとうございました。
コメント